こんな住宅街に割烹のお店があるとは知りませんでした。
小松には昔から割烹料理店が多いことは前にも書いたことがありますが、どこも何十年も続いて営業されているお店が多いのです。
意外と言っては失礼かもしれませんが、えっ!?こんなところにあってお客さんが入るのかな?と思ってしまう場所にあったりします。
小松ではハレの日に、このような割烹料理店で宴を催す家も多くあって、そんな固定的な需要にも支えられて継続的な営業ができているのかもしれません。
今回伺ったのは殿町という、むかしはお殿様でも住んでいたのかわかりませんが、いまは住宅街と言っていいエリアにあります「任田家」です。
前はもっとメイン道路に面していたとご主人は話してくれましたが、移転して現在の住宅街の路地に面したところに正面入り口があるお店です。
ちょうど夜にコンサートがあって、その前に早めの夕食を済ませておこうと、予約の電話を入れずに飛び込みで入りました。
運よく17時からの営業でお店は営業を始めていて、最初の客としてカウンテーでご主人と話をしながら美味しい料理を食べることが出来ました。
お聞きすると、ご主人が3代目だそうですが、後継ぎはいないそうで、ご主人の代で終わりになると話されていました。
カウンテー席が7席と、あとは個室の座敷の部屋がいくつかあって、座敷は20数名ほど入れるスペースだそうです。
お祝いの席や法事などで使う人が多いのでしょうね?ただ、ご主人にお聞きすると、決して地元の方ばかりではないそうで遠方からもお客さんが来てくれていると話されていました。
この日は1時間ぐらいしか時間がなかったので、単品で少しのお料理と、軽くお酒を頂くことに。
まずは、生ビールと、
突き出しです。
そして刺身を盛合せで頼みます。
甘えび、ブリ、イカ、ヒラメです。どれもが美味しかったですが、イカが甘くてねっとりとした食感でとくによかったです。
お店の調理はご主人一人で切り盛りされているとのことでしたが、見ていても非常に手際がいいですね。テキパキとオーダーの品を出してくれました。
今年は漁が12月29日(土)までの香箱ガニ。値段を聞いてから頼みましたが、若干小ぶりなこともあってリーズナブルでしたよ!^^;
こちらはうなぎの柳川です。
フタを取ると、熱々出来立てで出汁の塩梅もよく美味しかったです。ゴボウもいい仕事していました。
締めに氷見うどんをお願いしました。時期的に温かいうどんです。
お酒のほうは、生ビールのあとは小松の神泉。純米大吟醸です。いつもの定番です。神泉大吟醸もいいのですが、それよりも安く食中酒として個人的に好きな銘柄です。
あと、手取川の本醸造の生も頼んでいますね。本醸造ですが口当たりの軽い生酒でした。
以上を2人で飲み食いして締めて1万円以下。予想の範疇でしたがお値段以上の満足感があって、小松の割烹店の質の高さを改めて認識した次第です。ご馳走様でした。
任田家
TEL 0761-24-0326
石川県小松市殿町1-103
17:00~23:00
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