大阪は相変わらずのホテル不足で、なかなか予約がままなりません。
インバウンドの需要が圧倒的で、間際に決まる出張者にとっては、厳しい状況が続いています。
今回は新しくできたホテルに何とか予約を入れることができましたが、料金も高値安定の感がしますね。
さて、今回、いつもより北側に位置するホテルだったため、夜の食事も南船場にしました。
このあたりはむかし大阪に住んでいたところに近いエリアで、知っているお店もあったのですが、この日は、こちらのお店が気になって仲間と4名で行ってみました。
日本酒が復権してから久しいですが、全国の酒蔵では多くの種類の日本酒が毎年売り出されるようになってきました。
特別酒や限定酒・季節酒などのうたい文句のも多々あって、百花繚乱、楽しいといえば楽しいのですが、選ぶのに苦労するかもしれません。
そんな時は、お店の人が料理に合わせて出してくれるお酒を決めてくれるというのは、ある意味安心感があると思います。
この日は最高気温が38度、最低気温も28度という猛暑の日でした。
これだけ暑い日だと、夜の街も歩く人が少なかった気がします。
お店は日宝土地建物の管理する雑居ビルの1階の小さな飲食店街の一番奥にあります。
狭いお店です。カウンター席5つと4人掛けのテーブル席が2つのみ。
予約はコースのみで、そのコースも「酒肴セット(日本酒付)」の1種類でした。
しかし、このコースが素晴らしい内容で、3,980円(税抜)で5種類の料理と、5種類の日本酒が付いてくるのです。
一品一品の料理のボリュームはそれほど多くないのですが、内容と味はとてっも満足できる内容でおすすめです。
まずは、めちゃ暑い日だったので生ビールで乾杯です。
先付は、岩牡蠣でした。
あわせるのは三重県四日市市の酒蔵「タカハシ酒造」の「天遊琳」。冷酒でフルーティな味わいの酒でした。白ワインのような風味も感じられて岩牡蠣にもぴったり!
岩牡蠣もジューシーで大阪で食べられるのはうれしいです。
お造リは、金目鯛、鯛、鱧。
鱧は定番の梅肉ソースで。金目鯛も脂が乗っていました。
こちらに合わせてくれた日本酒の名前は忘れました。^^;
焼物・揚物は、こんな感じで盛り合わせ。
揚物はワカサギのような感じですが、でも時期的に違いますよね?何だったのだろう?説明してくれたはずですが、こちらも忘れました。^^;
中には白身魚のウニたれ焼が隠れています、周囲のあしらいとして、もずく酢・あずき貝など。
今回は鱧がふんだんに使われていますね。酒は新潟の「白龍」でした。
煮物は、鱧と茄子。酒は三重県名張市の「瀧自慢」。熱燗で出されます。さらっとした舌触りでした。
最後は、この暑さの中ですが「鱧鍋」!
普通はクジラハリハリ鍋が出されますが、事前に鱧に変えてもらいました。
ハリハリ鍋は関西ではおなじみの鍋料理で、鯨肉と水菜だけのシンプルな鍋ですが、鱧に替えてもらったからか、水菜以外にも色々な食材がたっぷり入っていました。
水菜の食感が大事な鍋で、シャキシャキしてよかったです。出汁も上品で鱧に合いました。
この鍋に合わせてのお酒は、埼玉県飯能市の五十嵐酒造の「天覧山」で、こちらも熱燗で。
鍋に熱燗は冬にはいいですが、さすがに猛暑の中では遠慮して、私は生ビールも追加でオーダーしました。
熱燗好きな方がいらっしゃったので、その方が美味しそうに飲んでいました。
いかがでしたでしょうか?この内容で3,980円(税別)は安いと思いませんか?味の面でも満足できるコースでおすすめだと思います。ご馳走様でした。
多満喜(たまき)
大阪府大阪市中央区南船場3-1-7
日宝東心斎橋ビル1F
TEL 06-6121-2434
月~金
11:30~14:00
月~土
17:30~23:00(L.O.22:30)
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