世界遺産の日本版として日本遺産というのがあります。



「荒波を越えた男たちの夢が紡いだ異空間~北前船寄港地・船主集落~」は、昨年日本遺産に認定されていて石川県では加賀市が先に認定を受けています。


ちなみに北前船とは、江戸時代から明治時代にかけて活躍した買積み廻船のことで、当時は北前船の船主は巨万の富を得ていたと言われています。
安宅北前船

私もこの機会に安宅の街を再認識するために、昨日、安宅の街をひとめぐりしてきました。
安宅北前船 (8)

まずは安宅関に行き、駐車場に車を停めて安宅住吉神社に向かいます。

こちらは全国で唯一の難関突破のご利益がある神社として知られていますが、それは、この地が、あの歌舞伎18番で有名な勧進帳の場所だからです。
勧進帳 (21)

一昨年、市川海老蔵さんが、この安宅関跡でその勧進帳の弁慶を演じましたが、これが難関突破のご利益につながっているのです。
安宅北前船 (5)

神社の裏には、安宅関跡の石碑が建っています。
安宅北前船 (4)

安宅住吉神社からすぐのところに、割烹の長沖があります。
安宅北前船 (11)

小松市の割烹の中では、一番の老舗のお店で、かつ建物も含めて一番大きなお店ではないでしょうか?

ご覧のように立派な建物ですね。

今回は客間「金剛」がその対象となっていますが、私は残念ながらその客間には入ったことがありません。

梯川を挟んでの安宅の街中、古くからの街並みが残っている界隈にも認定された施設があります。
安宅北前船 (15)

私も知りませんでしたが、「沖家」という昔、北前船の船主の家だったところです。江戸末期に建築され、大正時代に改築されたそうですが、確かに歴史の重みを感じる作りです。

その他、瀬戸家も認定を受けています。

小松に住んでいる人でも、安宅の街を散策することはあまりしないと思いますが、これを機会に是非歩いてみるといいのではないでしょうか?

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