京都東山にある高台寺は京都でも人気の観光スポットで、特に紅葉の季節は人気があり多くの観光客が訪れます。
一方、京都といえばお茶の産地宇治があるところで、何となく京都=日本茶といったイメージがあると思いますが、実は2016年のコーヒー(1世帯当たり)消費量日本一は京都なのです。
このあたりは金沢もそうなのですが、お茶どころや茶の湯が盛んなところはお菓子やスイーツもよく食べ、それがコーヒーの消費拡大にもつながっているということも関係あるのだと思います。
さて、先日も紹介しました高台寺の特別展「八十山和代 竹取物語」を見に行った折りに、休憩に入ったお店を紹介したいと思います。
「スロージェットコーヒー」の高台寺店です。
正式には「高台寺 御茶所」となっていて、境内というか駐車場の一角に新設されています。
高台寺は、その名の通り高台にあるお寺で、駐車場からは京都市内が一望できます。
こちらの「スロージェットコーヒー 高台寺」からも八坂の塔や沈む夕陽を眺めながらゆったりと美味しいコーヒーを飲むことが出来ます。なかなかいい場所です。
お店に入ると正面にカウンターがあって、まずは左のレジカウンターでオーダーをします。
コーヒーはオーダーが入ってから一杯一杯ドリップするので、客席で出来上がるのを待ちます。
呼び出しのブザーがなり取りに行きます。セルフサービスです。
ただ気になったのは、セルフなのでお客さんが飲み終わったあと自分で片づけるわけですが、その後、お店の人が特にテーブルを拭くでもなく、次のお客がそのままそのテーブルを使うわけです。
また、テーブルやイスもそのままの状態になっていて、きれいな形ではなく、見た目もイマイチな感じがしました。
店内は広いです。京都は観光地なので、これでも満席になって順番待ちが出来るのですね。夕方近くはさすがに空いていました。
「スロージェットコーヒー」について少し書きますと、東京は足立区千住東1丁目生まれの純日本の会社が運営しています。
店名の「スロー(SLOW)」とは「生豆から焙煎して一杯ずつ丁寧にドリップ」ということで、「ジェット(JET)」とは「深煎り豆をエスプレッソマシーンで高速抽出」という意味。お店のウリである2つのコーヒーの作り方を意味するワードを並べて店名にしているんですね。
私は「高台寺ブレンドコーヒー(430円)」を頼んでみました。

一言で表現すると、すっきりやさしい味のコーヒーでした。浅煎りに近いです。
そして一緒に頼んだのはこちらの「丹波黒豆、玉露抹茶のバターケーキ(600円)」。
バターケーキですが軽めのケーキで、それほど甘くなく添えられていた丹波黒豆を使ったあずきと生クリームも上品な甘さでした。「高台寺ブレンドコーヒー」にも合いましたね。
場所的には最高のところで、京都の歴史ある街並みを眺めながらゆったりとした気分に浸りながら楽しめるのはいいお店だと思いました。ご馳走様でした。
スロージェットコーヒー 高台寺
京都府京都市東山区高台寺下河原町526 高台寺
TEL 075-533-7480
9:00~17:30(L.O.)
※イベント時は 9:00~22:00(L.O.21:30)
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