小田原といえば、江戸日本橋から京都に向けて東海道を行くと、箱根を越える手前の宿場町だったところです。
東海道はご存じ、京都まで五十三次ということで宿場が53ヶ所ありました。ここは最初の宿場があった品川から数えて9番目に位置する宿場町で、箱根という難所を超えるために、しばし足を休める必要があることから宿場町として栄えたようです。
今日はそんな小田原でランチを食べたお店の紹介です。
お邪魔したのは「寿庵」というそば屋さん。大正9年、小田原駅の開業とともに創業したという老舗のそば屋さんです。
店構えも、昔の旅籠の趣を感じさせてくれるような雰囲気を醸しだしています。
私たちは、朝、家を出るのが早かったこともあり、11時のオープンと同時にお店に入りました。
内部はこんな感じ。きれいなお店です。
お品書きです。
その中から私が頼んだのは「宿場そば(1,700円)」です。
これは、先ほども紹介しました、小田原が9番目の宿場町だったことにかけてメニュー化されたそばなのです。
9種類のそばを楽しめるという引っ掛けですね。
上の写真の左の上から下に順番に刻み海苔・ちくわの磯辺揚げ・ネギ。
2番目の列が上から、大根おろしに小ネギと一味・海老天・錦糸卵と椎茸煮。
こちらの写真で一番右の列の上から、海老天に隠れてわかりにくいですが、大根おろしに小ネギとゴマ・ととろ・山菜の計9種類です。
肝心のそばのほうものど越し良く、そばの風味も感じられる美味しいそばでした。他に、小田原名物のかまぼこと漬物も添えられていました。
そばはボリューム的には2人前ぐらいあるそうです。この「宿場そば」は色々な味を少しずつ楽しめてよかったですね。
妻の母は「とろろそば(900円)」を頼んでいました。
最後にそば湯を飲み干して満足です。オープンしてから間がなかったので、サラッとしたそば湯でした。
この後、江戸時代とは違って、レンタカーで箱根の温泉にひとっ走り!わずか40分ほどで旅館に到着です。
昔の人は大変だったんですね~?お疲れ様でした。そしてご馳走様でした。
寿庵
神奈川県小田原市栄町2-1-26
TEL 0465-22-2862
11:00~20:00
火曜のみ11:00~15:00
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