先日、三竹というお鮨屋さんを紹介したばかりですが、今週も野々市の鮨店の話題です。
三竹の時も書きましたが、鮨の激戦地「野々市」。本当にいいお店がありますね。
今日紹介します「すし追」も、肩肘張らずに気軽に美味しい鮨を食べることが出来るお店として人気です。
ご主人は、シドニーオリンピックの時に、ちょうどシドニー市内の日本食レストランで働いていたということです。
今年でお店をオープンしてから12年が経過しているとのこと。
中は、鮨店というよりは小料理屋さんといったような趣で、カウンター7席とテーブル席が8席の小さなお店でした。
我々は、とある土曜日のお昼に予約を入れて伺いました。ただ、この日は我々が食べ終わるまでは他のお客さんはお見えになりませんでした。
品書きはご覧のような内容です。握りのランチは、お昼のランチタイムのみ設定の「にぎり10貫(税抜2,400円)」と「にぎり12貫(3,600円)」「にぎり16貫(5,000円)」の3種類が設定されています。
にぎり10貫と12貫以上のは数量だけではなくネタも違うので、貫数以上に値段の開きがあります。個人的には、10貫で十分なので上ネタのランチメニューもあったらうれしいと思いました。また、握りだけでなく、料理が付いたコースも設定がありますね。
最近、小食になった私は、ランチのみの「にぎり10貫(2,400円)」でお願いすることに。
握りは江戸前風で、何らかの仕事がされています。醤油をつけずに食べる鮨です。私の好きなタイプですね。
握りは小ぶり。シャリは少し酢がきつめに感じましたが、これはこれで夏にはいい塩梅でした。
まず最初はナメラにあら塩を乗せて。最初はさっぱりと食べさせてくれます。
鯛の昆布〆も、ほんのり昆布のうま味と香りが感じられて美味しいです。
赤イカもあら塩で。ねっとりと甘いです。今年は赤イカも昨年ほどの不漁ではないようですが、スルメイカのほうは昨年以下のようです。
甘えびもねっとりと甘いです。
マグロ赤身は軽く漬けで。
こちらは「春子(かすご)」。本鯛の稚魚のことで、その名の通り春の時期に産まれた小鯛です。桜の花びらのような淡い色合いで桜鯛という風にも読んだりしますが、軽く酢で締められています。あぁ、福井若狭名物の小鯛の笹漬けのようなものですね
こちらはサーモン炙り。脂の乗ったサーモンを炙って、より旨みを引き出しています。このあたりはシドニーで働いていたときの仕事が役に立っているとのことでした。
万寿貝は少し甘めのツメが塗られています。
イクラにも醤油をたらしてあるのか、漬けこんでいるのかな?
最後は、玉子焼きが2種類出されます。
左のほうは、東京のお店でいうならば「玉(ぎょく)」?厚焼きでスフレのようなカステラのようなあれです。下にほんの少量のシャリが隠れている鞍掛の握りとなっています。海老と白身魚のすり身を加え、ほんのりと甘めでデザート代わりのような感じです。
ランチにはわかめと豆腐のお味噌汁も付いていました。
以上、10貫で税抜2,400円。満足度高めのランチの握りでした。ご馳走様でした。
すし追
石川県野々市市本町6-17-4
TEL 076-248-0409
火~土
12:00~13:30
17:30~23:00
日・祝
17:30~21:00
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