年々健康志向の人が多くなって、飲食系のお店もそのようなニーズに応えてくれるところも増えてきました。

ただ都会だとそんなお店もたくさんあると思うのですが、まだまだ地方ではそれほど多くないかもしれません。

さて、今日紹介します金沢市横川の交差点の、ちょっと入りにくい場所に立地している「コンコント菓子店」は、小松にある「SWAY DESIGN(スウェイデザイン)」の須藤さんが設計から家具・備品の制作まで行っている洋菓子店です。
コンコント菓子店 (2)

鍛冶商産という繊維機械会社の事務所だったところの1階部分をリノベーションしています。

冒頭書きましたが、「コンコント菓子店」の洋菓子は、米や豆、雑穀を主に使用した植物性食材から作る洋菓子をウリにしています。
コンコント菓子店 (6)

お店にも「乳・卵・小麦・そば・落花生・えび・かに」の食物アレルギー物質の特定原材料7品目未使用の案内が置かれていました。
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こちらでは洋菓子を買い求めるだけではなく、店内で飲み物と一緒にイートインできます。
コンコント菓子店 (9)

代表の方のご家業は山中漆器の卸売業をされており、今回の菓子店オープンは、そのプロジェクトの一貫。そのためかイートインコーナーから、洋菓子を製造しているのを見ることが出来るのですが、ガラスには木地師のことなどが書かれています。

最初は洋菓子店なのに変だな?と思っていました。
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お店の紙ナプキンを入れる器も木地で出来ていました。
コンコント菓子店 (8)

そして、こちらのお店のこだわりがまだあります。それは、日本人が昔から食べてきた米や豆などを使いながら本格的な洋菓子を作ることで、古くから受け継がれてきた食文化の大切さを伝えるとともに、里山の暮らしや食を知ってもらう、ということです。理念が素晴らしいですね。
コンコント菓子店 (3)

生地に白山米粉。クリームには石川県の豆腐など、日本古来の食材にこだわって菓子作りをするほどです。
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さて我々は、ケーキと飲み物を選んでイートインコーナーでいただくことにしました。
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私は「ブルーベリーのタルト(480円)」と、
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加賀の紅茶(350円)をお願いしました。
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妻のほうは季節のショートケーキメロンショートケーキ(450円)と、
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ブレンドコーヒー(400円)です。

ケーキは、クリームの部分はさすがに上品な甘さで、甘いものが好きな人には少し物足りないかもしれませんね。

私のような甘いものをあまり食べない人には逆にいいでしょう。

また、紅茶にもコーヒーにもミルクは付いていません。これも食物アレルギー物質の特定原材料未使用のこだわりです。

この食物アレルギー物質の特定原材料未使用の誕生ケーキなども作っておられるということで、アレルギーを持っている子供にも喜ばれているようです。

場所的には少し不利な面は否めないですが、色々なところにこだわりを持った洋菓子店なので、末永く頑張ってほしいと思います。ご馳走様でした。

コンコント菓子店
石川県金沢市横川5-267
TEL 076-220-7889
10:30~19:30
水曜定休・火曜不定休


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