「呉音(クレオン)」へは、過日紹介した富山市ガラス美術館に行ったときの帰り道に、妻がお昼ご飯がまだということで立ち寄りました。
お店は富山駅から西へ車で10数分。呉羽町にある元紡績工場だった広大な敷地跡地に、舞台芸術パークを設け、その中にいくつかの施設が建っていて、富山市民芸術創造センターや、桐朋学園大学院大学という音楽の大学院大学などがあります。
富山市民芸術創造センターは「音楽、演劇、日舞、洋舞、ダンス、美術などの創作活動をされている個人やグループのための練習専用施設」。今日紹介します「呉音(クレオン)」もこのパークの一角にあります。
「呉音」と書いて「ごおん」と読んでしまうと思うのですが、場所が「呉羽(くれは)」なので、「呉」を「くれ」と読ませ、また音大も同じ敷地内にあるので、合わせて「呉音(クレオン)」ということでなのしょうね?
そうそう!お店では金・土・日の夜には、ピアニストによる生演奏も楽しめるようですよ!
ここは6年前にオープンしたそうですが、その時はたぶん、隈研吾氏が富山市ガラス美術館を設計していた時ではないかと思います。
駐車場からも目立つのですぐわかりました。隈研吾氏のデザインとすぐわかるような外観と構造です。
氏の事務所のWebページには「木を「組む」のではなく、『積む』ことによって、森のような建築を作りたいと考えた。」と書かれている通り、105mm角の標準的な角材を「積み」あげた基本構造で作られています。
角材には特殊な加工を一切施していないとのこと。屋根はこの構造だけで保持しているのです。びっくりです。
壁はすべてガラスで、外に面してはとても開放的な造りになっています。
このデザインは素人目にも「凄い!」と思わせてくれます。
さて、我々はランチタイム終了の14:30に何とか間に合いました。
ひと通り外観の写真を写して中に入ります。内部についてもも撮影許可をもらい写します。
内部にも角材が積み上げられていて、それほど開放感があるわけではありません。しかし、他のテーブルとの距離感や位置関係などがうまく取られていて、圧迫感はありません。


さて、ランチメニューは何種類かありましたが、妻はお店のおすすめだった「呉音ランチ」を頼みます。
この日は国産すね肉の赤ワイン煮込みで1,550円でした。パンかライスが選べます。
最初にスープとサラダが運ばれてきました。
そしてメイン料理です。
ストウブ鍋で蒸し焼きにした野菜がゴロリとたくさん入っています。
お肉も赤ワインで煮込まれ柔らかく、味も美味しかったそうです。
バゲットにはオリーブオイルがかけられています。
飲み物も付いていて、アイスコーヒーを頼んでいました。
私はランチは先日紹介した「鮨 つか田」で食べてきたので、こちらではコーヒーのみを頼みました。
この日、前に紹介しました富山市ガラス美術館と、こちらの呉音。隈研吾氏のかかわった二つの建築をみることが出来ました。なかなかいい日でした。ご馳走様でした。
呉音(クレオン)
富山県富山市呉羽町2247-3
富山市舞台芸術パーク内
TEL 050-5890-7457(予約専用)
076-434-5535(問合せ専用)
11:00~22:00(L.O.21:00)
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