大阪にも3年ほど住んでいましたが、そういえば道頓堀のお店にはあまり行かなかたなぁ?
住んでいたマンションからも地下鉄2駅、歩いても20数分の距離でしたが、理由は、混雑しているのと、観光客向けのお店が多いから避けていたのかもしれません?
言ってみれば大阪ミナミ繁華街のど真ん中で食い倒れの街を象徴するようなところです。本当に多くの飲食店が軒を並べています。
平日でも多くの客が繰り出し賑わっていますが、この日の夕方は今にも雨が降り出しそうな空模様。実際、お店を出た時には雨が降っていました。
「どうとんぼり ぜん」は有名なたこ焼き屋さんがひしめき合うエリアにあり、お好み焼き「千房」のビルの隣にあります。
お店自体は地下ですが、裏側の道頓堀川のデッキウォークと同じ位置にあるので、裏側にはテラススペースもあるようです。
この日、仲間と4名で19時に予約を入れてありましたが、少し早目の時間に到着しました。あと注意しなければいけないのは、こちらのお店は予約の当日キャンセルにはキャンセル料金が発生することです。
さて、お店のウリは「全国から取り寄せたレアな地酒などが約50種類揃っている」ことと「日本酒に合うアテが楽しめる」ということです。
そして、新鮮な刺身も食べることが出来ます。
お店のオーナーらしき男性は和服を着ていて、少し強面の方のような雰囲気がしますが、逆にお店や酒、料理に対して「こだわり」を感じさせてくれます。
チャージが500円で、お通しが付いてきます。ウニとじゅんさいのジュレがけです。このお通し一つでお店のこだわりを感じさせてくれます。
ではこの日に食べたり飲んだりしたものを紹介したいと思います。
最初の一杯とした頼んだのは、私はハイボール、他のメンバーは生ビールです。私は、とある理由でビールと日本酒はほんの舌舐めずりするくらいしか飲んでいません。^^;
ハイボールはジョッキがジムビーンズですが、角です。(笑い)
2杯目は、私はこれでお酒のオーダーをしない予定だったので、白州のハイボールにしました。個人的には日本のウイスキーでは白州で作るハイボールが一番好きです。
さて、料理の方ですが、色々オーダーした中から最初に出されたのは、泉州水ナスの刺身と、
沖縄の海ぶどうです。泉州水ナス、生のは石川に住むものとしてはあまり食べることがありません。
そしてお造りはお勧めなのを盛合せで4人分お願いしました。
お造りは右からサーモン、鱧の炙り、サワラ、キンメの炙り、ヒラマサ、アジ、銀宝(ギンポ)、カツオ。どれも大ぶりに切られていて、脂も乗っていて美味しかったです。鱧も肉厚でした。
ちなみに銀宝(ギンポ)とは細長くドジョウに似た体型のゲンゲの仲間です。
お造りに合う日本酒ということで出してくれたのが日高見の「弥助」芳醇辛口純米吟醸です。
「弥助」とは、むかし花柳界でお寿司のことを意味していました。地元石川には寿司界のスーパースター、小松弥助さんがいらっしゃいますが、やはりこの「義経千本桜」が由来となっているんでしょうね?
ネーミングから察するに「日高見 弥助 芳醇辛口純米吟醸」は、寿司を食べるときに合わせるのに適しているということのようです。
私もほんのひと口飲みましたが、吟醸香もよく切れのある辛口の吟醸酒でした。
この後も、基本、料理をお願いして、それに合わせて日本酒を頼むというマリアージュのパターンでお願いしています。みんなだいぶ飲んでいました。^^;
「おまかせあての五種盛り(1,480円)」には鯛の子旨煮、いぶりがっこ、イカナゴ、丸干しゴロイカ、梅貝旨煮。酒のすすむアテばかりです。
あわせてくれたのは、長野の宮坂醸造純米吟醸 辛口生一本「真澄」。やはり辛口ですが、飲みやすいキレのある日本酒でした。
こちらは珍しい「自家製 鯛みそ」。こちらも見た目、もろ酒のアテですね。
お酒は千代むすび酒造 純米吟醸「強力」。鳥取県産酒造好適米を使用しています。
そして、秋鹿酒造 木桶仕込み生もと純米「朴」も出してくれました。木桶仕込みという生のまま木桶で常温熟成したという風変わりなお酒だとか?
私も一口なめましたが、やや甘めですが、ほんのりと木の香りを感じることができました。
最後は「味噌漬けおまかせ三種盛り1,380円」だったかな?地鶏と黄身の味噌漬け、あとしし唐だったかな?どれも日本酒に良く合います。
これをアテにして秋鹿酒造の生もと造り山田錦60原酒「奥鹿」と、
神亀酒造の「神亀 しぼりたて生酒」を飲みます。
「神亀 しぼりたて生酒」はすっきりとした辛口のお酒でした。
いや~、皆さん、よく飲みましたね~!?
おかげで予想よりは少し高くつきました。一人8,000円強です。でも、全員満足していましたよ!日本酒好きの人にはもってこいのお店だと思います。ご馳走様でした。
どうとんぼり ぜん
大阪府大阪市中央区道頓堀1丁目5-4
TKUビルB1F
TEL 050-5890-8798(予約専用)
06-6214-3700(問合せ専用)
月~土17:00~24:00(L.O.)23:00
日17:00~23:00(L.O.)22:00
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