2008年に「しあわせのかおり」という映画が封切されました。

私はその時に福岡に住んでいたので、こんな映画があったことも一昨年あたりまで知りませんでした。

その映画の舞台となったのが、金沢市大野町です。そしてその映画の舞台となったのが「小上海飯店」という一軒の小さな中華料理のお店です。

映画では俳優の藤竜也さんが、オーナー料理人の王慶国という寡黙で頑固な役を演じていましたが、そのロケで使われた建物を改装して、2014年11月に「大野湊食堂」というラーメン店に生まれ変わっています。

いまの「大野湊食堂」のご主人も、趙信來(ジャオ・シンライ)さんという、映画の役と同じ中国の方がやられています。そこで、大野醤油協同組合が協賛(いまでもそうなのかな?)して地元大野の醤油をフューチャーした美味しいラーメンを食べさせてくれるのです。

前々から一度行ってみたかなったのですが、やっと、このGW中に母を連れて行くことが出来ました。
大野湊食堂

場所は大野町の「みなと橋」のたもとに、ある意味車の通行上は邪魔な位置に一軒ポツンとあります。

GWだったからかどうかはわかりませんが、行ったランチ時はほぼ一杯のお客様でした。幸い奥の昔は居間だった?ところにも食べる場所があって、そちらに通されました。

基本メニューはラーメンと餃子、炒飯。ラーメンは醤油と塩の2種類。それに両方の味の担々麺。ザージャンタンメンなんてのもメニューにありました。

あと、こちらのお店の特徴として、4種類の惣菜などがセルフサービスですが無料で食べられるということです。
大野湊食堂 (4)

この日のラインナップは、これら4種類。ザーサイ、根菜とコンニャクの煮物、野菜と肉の炒め物、豆腐です。
大野湊食堂 (5)

私は、根菜とコンニャクの煮物と野菜と肉の炒め物を少量ずつ食べました。根菜とコンニャクの煮物は醤油の味が濃い味付けでビールが飲みたくなりましたね。^^;

私が頼んだラーメンは、もちろん、大野の醤油を使ったラーメン「大野しょうゆラーメン」です。
大野湊食堂 (7)

チャーシュー2枚と、ゆで卵半分が具材として乗せられています。

650円とお手頃な値段で、ビジュアル的には昔ながらのラーメンといった感じですね。
大野湊食堂 (8)

味の面では、比較的大人しい味といいますか、醤油のうまみを感じられるような上品な味でした。

母の方は、「塩ラーメン」を頼んでいました。
大野湊食堂 (6)

こちらのほうはチャーシューが4枚乗せられています。そのかわりゆで卵は入っていません。値段は750円と「大野しょうゆラーメン」より100円高くなっています。

麺は少し縮れた中太麺で、柔らかめの茹で加減でした。
大野湊食堂 (9)

私は、こちらの餃子(5個350円)もお願いしています。中の餡がぎっしり詰まった美味しい餃子でした。

こちらのお店、当初は1年間の期間限定だということも聞いた記憶がありますが、いまでも営業されているということは人気なのでそのまま継続されているのでしょうか?

いつまでも引き続き美味しいラーメンを食べさせてくれ、映画の題の通り「しあわせのかおり」のするお店になってほしいと思います。ご馳走様でした。

大野湊食堂
石川県金沢市大野町4-125
TEL 090-8262-5661
12:00~14:00
17:30~21:00
月曜休(祝日の際は月曜日営業、翌火曜日休み)


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