私のブログも長い間やっていると、南加賀のお店については相当紹介済みのところが増えてきました。
これまでは紹介していないところを優先していましたが、ネタ的にも苦しいので、今後は過去に紹介したお店で、紹介してから間が空いているところについても、お久しぶりシリーズということで書いていきたいと思います。
その時は、なるべく前回食べたメニューを再度食べていきたいと考えています。ただ、あまりに間が空いていないのも何なので、一応紹介してから5年以上間が空いているお店ということにしたいと思います。
今日は、その第一回目?として、山代温泉のそば店「そば 山背」に行ってきました。
こちらのお店は、約11年前に紹介しています。月日が経つのは早いものです。
店名の「そば 山背」。どういう由来なのか、本当はお店の方に聞けばよかったのでしょうが、聞き忘れました。
少し調べてみると、「山背」という字、山代温泉にも同じ「山背台」という地名があるようです。もしかしたらそちらのご出身(お住まい?)かもしれません。
また、むかし平城京(奈良)時代に、いまの京都山城地域は「山代」とか「山背」と呼ばれていたようです。つまり平城京からみて京都は山のうしろ、山の背に位置していたということですね。
何となく、ご主人が陶芸家ということから推測してみると、そんな由来も面白いのではないかと勝手に考えて見たりしてほくそ笑んでおります。
お店の外観は、染め抜きの店名が入った日除け幕が加わっています。(上の写真が11年前に写したものです)
中は、そば屋さんらしいといいますか落ち着いた雰囲気で11年前とあまり変わりません。

私は一人だったのでカウンター席に座ります。
日曜のお昼、少し前の時間帯でしたが、先客は4人グループの方々が小上がりの席にいらっしゃいました。
お品書きの内容はあまり変わっていませんが、むかしはなかった冬期間限定で暖かい鴨南蛮そばがありました。後述しますが、小さなサイズのもメニューから消えています)
そんな陶芸家のご主人が打つそばは2種類です。そばの実の剥き身を製粉した「山背そば」と、挽きぐるみで製粉した「田舎そば」の2種類のそばを楽しむことが出来ます。
11年前に私がお邪魔した時には、この2種類のそば両方を味わっていました。
「山背そば」はあろし、「田舎そば」はとろろです。(注:前回は2種類を両方小さなサイズでお願いしています)
だがしかし、いまは年もとって、2杯も食べることが出来ないため、今回は「山背そば」のおろしそばを一杯だけを頼むことにしました。
こちらがそうです。もちろん、器はご主人の作られた器を使っていますね。
「山背そば」のほうは、そばの実の剥き身を製粉したということで、前回のときは「更科」と書いていますが、「更科」とはまた少し違いますね。少し色が付いています。
おろしの大根は、冬なので辛味が少なかったです。
だしは、化学調味料無添加の醤油を使用し、そばに合わせて二種類変えているようです。たっぷりとかけられたつゆの味は濃いめでした。
ぶっかけなので、そばの風味を味わうというより、そばとつゆ、そして辛味大根の味覚のハーモニーを楽しむそばです。美味しいです。

食べている途中に出されたそば湯は、湯飲みに入れれれて出されます。濃いめのトロッとしたタイプで、そな粉をお湯に溶かしたものですね。
小さなサイズがなぜお品書きから消えたのかはわかりませんが、是非復活させていただけたら嬉しいと思いました。そのほうが一人で入った時も両方の味を楽しめるからです。ご馳走様でした。
そば 山背
石川県加賀市山代温泉5区18-50
TEL 0761-76-0357
11:30~14:00
土曜は11:30~14:00、19:00~23:00)
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