金沢では「お番茶といえば棒茶」と言われるほど親しまれている加賀棒茶。

棒茶というとなじみがないところもあるかもしれませんが、ほうじ茶のことです。

私のブログでも、加賀市にある製茶場「丸八製茶場」の加賀棒茶で有名なお店については、過去何回も紹介してきました
上林茶舗

今日紹介します「上林金沢茶舗」は、京都宇治の創業450年の歴史をもつ京都宇治の老舗問屋「上林春松本店」から暖簾分けを許されていて、「上林」ブランドのお茶の販売も、行っているお店なのです。
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むかし、東京に行く時の手土産でこちらのお店の加賀棒茶や加賀の紅茶を買っていったことがありますが、お店に入ってお茶を飲むのは今回が初めてです。
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金沢の人にとっては、丸八製茶より、こちらのお店の方がなじみがあるようです。

こちらの加賀棒茶は「雁ヶ音」と呼ばれる一番茶の茎で作られています。

「雁ヶ音」は我が家でも、毎日飲んでいる緑茶の種類で、そこそこお値段もするのですが、日本茶の旨みをすごく感じる種類で、私も好きで飲んでいます。

さて、昔は石川ではお茶といえば、番茶のことを指すほどでした。特に夏の間はそうです。いまでこそ麦茶が一般的にですが。

こちら、一応お茶の販売がメインですが、店内でお茶とお菓子を楽しむことが出来ます。
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お品書きはこんな感じです。

お抹茶、加賀棒茶、昆布茶など、お好みに応じて楽しむことが出来ます。ひがしや主計の茶屋街にも近いのですが、お店自体が目立たないところにあり観光客が多く立ち寄るお店ではないので、観光客もまだまだ少なく静かにお茶を楽しむことが出来ると思います。
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席に着くと、最初に冷たい加賀棒茶が出されます。 
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私が頼んだのは、こちらの「抹茶セット(620円)」。抹茶と、金沢の和菓子の名店「吉はし菓子店」の上生菓子が付いてきます。
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上生菓子は名前忘れましたが、上品な甘さで、抹茶に合うお菓子でした。
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妻は加賀棒茶に豆菓子が付いたセットを頼んでいました。
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こちらのお店の加賀棒茶のこだわりは、一番茶の茎だけを使うという贅沢さにあります。
 
私も一杯、小さな湯呑を出していただき飲みましたが、香ばしい香りで口の中と心までリセットしてくれます。
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お店を出る前に、東京からの客人へのお持たせで、加賀棒茶と加賀の紅茶のティーパックを買い求めました。

ちなみに加賀の紅茶はやはり、加賀市打越地区にある打越製茶農業協同組合で茶葉にしているようですね。

こちらは、金沢の街を散策する合間にでも立ち寄り、ホッといっぷくするにはいいお店です。

ひがし茶屋街にも近く、ひがしのお店はどこも混んでいますが、少し足を延ばせば、こちらのお店は穴場かもしれません。おすすめです。ご馳走様でした。

上林金沢茶舗
TEL 076-231-0390
石川県金沢市下新町1-7
9:30~17:30
日曜休
 


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