金沢21世紀美術館にほど近い柿木畠。金沢でもいいお店が集まっているエリアの一つです。

いたる」「更科 藤井」「広坂ハイボール」「あげは」など金沢を代表する人気店が集まっているのです。

今回お邪魔した鮨店「すし酒菜 なかむら」。「広坂ハイボール」の元氣さんがおすすめの穴場のお店だということで行ってきました。知る人ぞ知る隠れ家的なお店で常連の方々に愛されていますが、これで穴場じゃなくなるかな?^^;

店主は、寿司激戦地の野々市太平寺に「美優魚(みゆう)」というお店や、エルビルの3階にあった「一石」という鮨店にいらっしゃったようですが、何れも訳あって閉店。^^;

あと、富山の、北陸唯一のミシュラン3つ星の「山崎」でも働いていらっしゃったようです。

それらのお店では、いまや超人気店の鮨「きく家」「あいじ」、そして先日紹介した「くら竹」のご主人とも一緒に働いていたことがあると話されていました。
なかむら (2)

場所は柿木畠の「あげは」さんの入っているビルの一番奥。中はカウンター席6席だけの狭いお店です。このあたりは「きく家」と同じ感じですね。
なかむら (4)

このお店はオープンしたのが昨年の12月。ちょうど一年経過したところです。

私はクリスマスイブの日に事前に予約を入れて、妻と一緒にランチに出かけてきました。

普段のランチ時はそれほど混んでいることはないと話されていましたが、狭いお店なので事前に予約をされてから行かれたほうがいいと思います。あと、夜が忙しいと仕込みなどでランチ営業を休むこともあるそうです。

私たちが行った時間帯は、最初我々だけしかいませんでしたが、飛び込みで京都と千葉で暮らす遠距離恋愛カップルのお二人が飛び込みでお店に入ってこられました。
なかむら (8)

まだ仕込中だったこともあり、せっかく遠くから来ていらっしゃるそのお二人を優先していただいて、我々はビールを飲みながらゆっくりと待ちます。
なかむら (10)

写真は、そのお二人が頼んでいた「香箱ガニの押し寿司(2,500円)」をパチリ。とても美味しそうでした。
なかむら

ランチメニューは、数量限定の日替わりちらしが1,000円、握りが7貫1,500円とリーズナブルです。

私たちは「握りの上(2,500円)」をお願いしました。7貫で同じですがネタの質がアップします。
なかむら (9)

ネタケースを見せてもらいました。目の前で捌かれた身の厚いのどぐろも収納されました。^^;
なかむら (11)

ランチには小鉢と漬物が付いてきます。この日はおから。
なかむら (14)

ガリには珍しく大葉を絡ませてあります。手前のかんぴょうと椎茸は待ってもらったということでつまみにサービスで出していただきました。
なかむら (13)

こちらのお店は私が好きな、醤油をつけずに食べる、いわゆる江戸前風の握りです。何らかの仕事がされた状態で出されます。(注:普段ランチはご覧のような一貫ずつ出されません。我々2人だけだったためにお願いしました)
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まず出されたのは、「キジハタ」。スズキの仲間です。あまり鮨ネタでは食べたことないです。凄く身が厚く味もよかったです。
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「梅貝」はあら塩で。コリッとした食感を楽しめます。
なかむら (19)

「ガスエビ」です。ねっとりと舌に絡み付いてきます。
なかむら (20)

「アオリイカ」。炙りです。こちらも大きな切り身でした。
なかむら (21)

こちらは今が旬!氷見であがった「寒ブリ」。上品な脂が乗っていました。
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そして、先ほどおろすのを見ていたノドグロです。こちらも炙っていただきます。旨みが表面に出てきてさらにアップします。
なかむら (23)

最後はまぐろのトロ。こちらも炙っていただきました。
なかむら (24)

シジミのお吸い物も付いてきます。シジミのお吸い物を出してくれる鮨店は珍しいかもしれません。

いや~!いままで知らなかったのが残念と感じるくらいのお店でした。上ネタばかりの握り7貫で2,500円という値段はとてもリーズナブルで、かつ味的にも満足のいく内容でした。

何となく「きく家」を彷彿とさせてくれるお店で、ご主人もとても話好き。今後人気になることは間違いないと思います。お早目に行かれることをおすすめします。ご馳走様でした。

すし酒菜 なかむら
石川県金沢市広坂1-1-28
 広坂パレス107
TEL 076-254-0075
11:30~14:00
18:00~23:00
日・祝休


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