いつのまにか私のブログ「あさぴーのおいしい独り言」も、始めてから丸12年経っていました(16日)。いつもお読みいただきありがとうございます。これからもどうぞよろしくお願いいたします。

さて本題です。加賀棒茶も全国的な知名度になってきました。

これは北陸新幹線の金沢延伸効果もあるかと思いますが、文化や生活に根付いている飲み物が全国的に知られるということはうれしい限りです。

石川県では、昔からお茶といえば番茶(ほうじ茶)の方が慣れ親しまれてきました。

ちなみに丸八製茶場の加賀棒茶は、新茶である一番茶の茎を使っている棒茶です。すっきりとした苦みとのど越しの良さで、私もいつもスタバのステンレスタンブラーに入れて会社まで持っていくほどです。

家では緑茶を飲むことが多いのですが、のどの渇きを癒すには棒茶のほうがいいと思っているからです。

また、加賀市動橋の「丸八製茶場」へは、遠来の客人をお連れすることも多く、お帰りの際の手土産にも最適なものだと考えています。
丸八製茶場 (5)

さて「茶房 実生」は、丸八製茶場の本店と工場に併設されています。丸八製茶場のお茶をその場で楽しむことが出来ます。私のブログでも過去に何回か紹介したことがあります
丸八製茶場 (7)

ここで楽しめるのは、献上加賀棒茶、加賀ほうじ茶、一番摘み煎茶、玉露、抹茶、生ジュース。

それに、季節の和菓子か加賀棒茶のロールケーキのどちらかをチョイスして、500円となっています。

その中から私は、抹茶が季節限定の「口切り抹茶」だったので、それにしてみました。
丸八製茶場 (10)

「口切り抹茶」とは、5月に摘み取られた茶の新芽を茶壷に詰め貯蔵すると、ちょうど秋も深まる11月にお茶が熟成します。そしてまろやかな味になるこの時期に壷の封を切り、その年の最初の茶として挽いて点てる茶事のことをを「口切り」の茶事というらしいのですが、とても甘みを感じるお抹茶で本当にまろやかな味でした。

福岡の八女茶を使っています。
丸八製茶場 (9)

お菓子はこちらの「加賀棒茶のロールケーキ」をチョイスしたのですが、後から考えると、季節の和菓子にすればよかったと後悔しています。

月替わり和菓子、11月は「銀杏もち」でした。

この「銀杏もち」。調べてみますと、裏千家の今日庵には三代元伯宗旦が植えた裏千家のシンボルとして「宗旦銀杏(そうたんいちょう)」という木があるそうです。その木が今日庵を家事の日から守ったというエピソードがあり、11月19日の宗旦忌にはその実を使った「銀杏餅」が茶菓子として用いられることにちなんだお菓子だということでした。

時節と歴史を感じさせてくれる組み合わせを楽しむことが出来たのに残念です。
丸八製茶場 (8)

ちなみにこちらが一緒に行った方が頼んだ「銀杏もち」と「献上加賀棒茶」です。お茶菓子をチェンジすればよかったかも?^^;

あっ、もちろん「加賀棒茶のロールケーキ」も美味しかったですよ!

お店では、最初に加賀棒茶の暖かいのを、飲み食べ終わった後には、希少な印雑品種を焙じた「印雑焙茶 マリコロード」を使った加賀棒茶を無料で出してくれました。
丸八製茶場 (3)

紅茶向けの種子が日本茶用に改良されてうまれた品種で、なるほど!を思える紅茶のような香りと味がほんのりとして美味しいです。

実はこちらも我が家の常備品です。

「印雑焙茶 マリコロード」は2016年2月頃までの販売となっています。

客人も、丸八製茶場の加賀棒茶を前から取り寄せたりして飲んでいらっしゃるとのこと。今回も東京に帰る際のお土産として、色々なお茶を買い求めていました。お気に入りのようですね。ご馳走様でした。

茶房 実生(さぼう みしょう)
石川県加賀市動橋町タ1番8
TEL 0120-42-4251(フリーダイヤル)
  0761-74-2425
10:00~18:00(L.O.17:30)
水曜休(祝日は営業・翌日休業)


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